その頃はその意味がよくわからなかった。
長年、ヴィパッサナー瞑想をしてきて、やっとその意味が少しづつ理解できるようになってきた。
「あるがままを受け入れる」それは一見、「あきらめる」ことと似たように思ってしまうが
それは全く違う、というより逆なんだなと思うようになった。
「あきらめる」というのは悲壮感に包まれ、問題があることもしょうがないと思う。
問題があることを否定的に捉える、感じることなんだと思う。
「あるがままを受け入れる」というのは全く逆だ。
この世界にさまざまな問題があることを受け入れる、認める。
しかし、だからといって悲壮感に包まれて、諦めているわけではない。
問題はあるがこの世界はそれでいいんだと思える。
だからといって、その問題を解決しようとしないわけではない。
この世界では良いこととも悪いこともすべてに意味がある。
この世界に対してとても希望に満ちた視点で世界を見られる状態。
どんなことがあってもすべてに意味がある。
そして、それに対してあきらめることなく、
前向きに捉えて変革して行こうとするエネルギーが内から沸き上がってくる。
それが「あるがままを受け入れる」という状態なのかなと思う。
そうゆう風に思えるとホントに気持ちは楽になるし、
ものごとは良い方向に進んでいく。
より深いレベルでいつでも、「あるがままを受け入れられる」
そうゆう人間になれるように努力していきたい。
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